毛根の形で脱毛原因を探る!
毛根の形で脱毛原因を探る!
抜け毛が多いとき、抜け毛の原因を知りたいと思いませんか?
調べても確かな情報が出てこず、生活習慣をホニャララ…。食習慣をホニャララ…なんてことばっかりでは?
しかし、精度高く原因を特定することができます!
以前紹介したマイクロスコープを使っていきます。
健康的な毛根
上記の図が健康的な毛根です。
根本がふっくら丸み帯びており、綿棒のような形をしています。
「棍棒毛」といいます。毛の太さの2倍くらいの大きさがあるとベストです。
男性型脱毛症(AGA)の毛根
男性型脱毛症(AGA)の毛根です。
脱毛原因として一番多い症状です。男性型と書いてありますが、女性でもなります。いわゆる、年齢・遺伝・ホルモンバランスが主な原因です。
男性は30代くらい、女性は40代くらいから症状が見られることが多いです。
根本の部分に膨らみが少ない状態です。ときには、全くないように見えます。
毛自体も細く弱々しいことが多いです。
以前より抜け毛が多い、髪が細くなったという症状があります。
改善するには根気が必要です。育毛剤や薬の服用が一般的です。
円形脱毛症の毛根
円形脱毛症の毛根です。
根本の部分が小さな球のようになっている場合やえんぴつ形のような先細りのような状態が見られます。
ストレス、末梢神経異常、アレルギーなどでもこのような抜け毛が見られます。
年齢や性別に関係なく突然起こることがあります。
アレルギーなどがある場合は、医師に相談してみましょう。
無い場合は、ストレスが原因であることも考えられます。
粃糠性脱毛症の毛根
粃糠性脱毛症の毛根です。
オタマジャクシの尻尾のようなものが根本についている状態で見られます。
ビタミン不足や皮脂の減少など、角質層が厚くなり、乾燥したフケが発生します。また、頭皮に菌が発生していることも考えられます。
フケが気になる場合はフケ取りシャンプーなどの薬用シャンプーを使用しましょう。
乾燥が原因であることも多いため、保湿してあげるといいでしょう。ビタミン摂取も心がけましょう。
びまん性脱毛症の毛根
びまん性脱毛症の毛根です。
ちぎれていたり、よじれているように見られます。
髪が全体的に減っていきます。特に、つむじや分け目が目立つようになります。男性型脱毛症(AGA)と違う部分は、全体的に減っていく点です。女性に多いのも特徴的です。
遺伝や偏った食生活、ストレス、過剰なダイエット、間違ったヘアケアなどが原因です。
しかし、特定の治療法は確立されていない為、ストレスや生活習慣、育毛剤の使用などで改善していくしかありません。
脂漏性脱毛の毛根
脂漏性脱毛の毛根です。
根本の周りに脂性の付着物がついています。
フケやかゆみ、湿疹などの症状を伴う脱毛を起こします。
皮脂の過剰分泌が原因で紫外線や皮膚の常在菌などと反応し、皮膚に炎症を起こすが原因とされています。
炎症が改善すると抜け毛も落ち着くのが一般的です。
まずは、炎症を止め、頭皮環境を改善させることが重要です。
皮膚科の受診や食生活では糖分・脂肪分を多く含む食品や辛いものなどの摂り過ぎに注意しましょう。
実際に見てみた
実際にマイクロスコープで見てみた毛根です。
どのタイプの毛根かお分かりいただきましたか?
答えは、脂漏性脱毛症タイプの毛根です。
こちらの状態であれば、皮脂が過剰に出てしまっているので、注意が必要でしょう。
放っておくと、フケや炎症が起こり、最悪脱毛することもあります。
頭皮環境を整えることで脱毛している場合、食い止めることができます。
確かな脱毛原因を知りたい方にオススメします!
食生活やストレスといったアヤフヤなものではなく、確かな原因を知りたい方はにオススメです。