医療用ウィッグと普通のウィッグの違い
医療用ウィッグと普通のウィッグの違い
抗がん剤治療や円形脱毛症などの様々な理由でウィッグを検討している方には、医療用ウィッグという言葉を目にしたことがあるかもしれません。
普通のお洒落ウィッグではダメなの?など聞かれる方も多いです。
では、医療用ウィッグと普通のウィッグはどのように違うのか解説していきます。
医療用ウィッグとは
医療用ウィッグは、抗がん剤治療や脱毛症などの方が着用することを想定したウィッグです。しかし、定義などは明確ではありません。
そのため、医療用ウィッグは絶対こうだ!全ての仕様が同じ!とは言えません。
一般的にこんなことが多いよ!という感じで見ていただければ幸いです。
違いとしては、品質・価格・使い心地になります。
価格
価格としては、医療用ウィッグの方が高価なことが一般的です。
医療用の既製品では3~20万円程度、オーダーメイドでは30~100万円程度になります。
普通のウィッグでは数千円~30万円程度になります。
品質
価格に差がある以上、品質も医療用ウィッグの方が良い物の方が多いです。
まず、毛植えの方法が異なります。
医療用ウィッグでは、1本1本手植えしているのに対して、
ファッションウィッグでは、機械で均一に大量生産が一般的です。
毛量もファッションウィッグの方が多い気がします。
オーダーメイドになると髪色や分け目の位置、長さ等全てを自分の思い通りに作ることが可能です。
また、人毛や人工毛の髪質で大きく値段が変わります。
使い心地
医療用ウィッグの方が使い心地が良いです。
通常、裏地の素材がザラザラなことが多いのですが、医療用はサラサラした肌に優しい素材が使われていることが多いです。
抗がん剤治療などで肌が敏感になっている状態では、痛みを感じることもあるので、アンダーキャップというスイミングキャップのような物をウィッグの下に被ることも多いです。
医療用はアンダーキャップが不要なことも多いので、快適です。
夏はウィッグだけでも暑いのに更に下に被らなければならないのは、苦痛かもしれませんね。
また、人工毛や人毛によっても値段が大きく変わってきます。
安価なウィッグの場合、熱に弱い人工毛が使われていることもあるので、一瞬でチリチリになっちゃった💦なんてこともあります。
まとめ!
医療用ウィッグの方が肌に対する優しさや他人から分からないようにするためのこだわりポイントが多く作られていることが分かります。その分、お値段が上がることも…。
ただし、円形脱毛症や抗がん剤治療などの原因でもファッションウィッグでも使用可能です。逆に、ファッションウィッグ層の方も医療用ウィッグを使うことができます。