新米毛髪診断士の勉強ブログ

毛髪の悩みをトータル的に解決できるような場所を提供することを目標に日々勉強中です。

WIGの選ぶときのポイント

WIGを選ぶときのポイントは素材

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WIGの値段は、ピンからキリです。

ネットなどで売っているWIGは、1万円台の物もありますが、店頭では50万近くで売っている物も多いです。

その値段の差は、素材の差であることが大きいです。

 

アクリル系とポリエステル系

人毛ではない場合は、アクリル系やポリエステル系の商品が多いです。

アクリル系とポリエステル系の大きな違いは、耐熱性です。

アクリル系の特徴

アクリル系は、耐熱性が弱く、水洗いのみでお湯で洗うことができません。また、ドライヤーの使用もNG。

ポリエステル系の特徴

ポリエステル系は、耐熱性が強く、お湯で洗うことができます。お風呂に入るときに一緒に洗うことができ、便利です。寒い冬のお手入れも簡単になります。商品によっては、ドライヤーも使用可能です。

 

こうなると、ポリエステル系の方が良いな~。と思いますが、値段がアクリル系の方が安価なことが多いです。

相場としては、アクリル系は1~5万円前後。ポリエステル系は10~15万円前後が相場となっています。

値段と使いやすさで選ぶと良いでしょう。

 

人毛が一番?

「人毛100%が一番自然で、一番いいでしょ?」と皆様よくおっしゃいます。

自然さで言えば、やはり、人毛は自然です。自然さでは一番でしょう。

また、髪の毛と同じように扱うこともできます。ヘアアイロンやドライヤーも可能です。勿論、お湯で洗うこともできます。

しかし、デメリットも無いわけではありません。

1. 重さ

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人毛は本来の髪の毛の重さですが、ポリエステル系やアクリル系のウィッグと比べて重いです。面積が大きいフルウィッグになると、尚更でしょう。医療用でウィッグを考えられている場合は、重さも比較してみると良いと思います。特に、体調が万全ではない場合も考えられるため、軽い方が良いかもしれません。

 

2. 抜け毛

人工毛と比べると、人毛は抜けやすいです。ウィッグに植えてある毛が抜けてしまうと、ヘタ~っとなってきたり、ネット目が見えやすくなってしまうかもしれません。

水分を含んだ場合は髪の毛が膨らみ、乾かすと髪の毛が縮みます。膨張と縮小を繰り返すと、植えたときの結び目が緩んでしまいます。

 

3.  扱いにくさ

髪の毛と同じように、クセがあります。梅雨の時期は髪の毛が膨らんだり、元々の色が退色してきてしまいます。人工毛は、毛の膨張や縮小が無い点や退色もしにくくなっています。綺麗に何年も保ちやすいのは人毛とは限らないでしょう。

 

人毛は自然さがありますが、デメリットもあるため、どちらをとるのかはその人それぞれです。

やはり、画像だけでは分かりにくいため、試着などをしてみてから決めるのが最善です。もし、ネットショッピングで買われるのであれば、どんな素材か見てみると良いですよ。店頭で買われる場合も店員さんにどんな素材を使っているか聞いてみましょう。