ミノキシジルって効果あるの?
ミノキシジルって効果あるの?
薄毛予防としてミノキシジルといった商品がドラックストアなどに置いてあったりして、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は、ミノキシジルってどんな効果のある薬なのか本当に効果あるの?を解説していきたいと思います。
1. ミノキシジルって何?
ミノキシジルは、発毛剤の成分で、「発毛」や「抜け毛予防」の効果が認められています。
元々は、高血圧患者の治療薬として用いられていました。しかし、ミノキシジルを投与した患者さんから多毛の副作用が出たことからミノキシジルを育毛剤として使うようになりました。
脱毛原因として血行が悪いことが原因の方がいます。血流が悪いと、髪の毛を作る細胞(毛乳頭細胞)に栄養が届かなくなり、太くて丈夫な毛が生えてこなくなってしまいます。
ミノキシジルは高血圧患者の治療薬から分かる通り、血流を改善し、栄養を毛乳頭細胞に届け、育毛を促進させてくれる効果があります!
血流が改善されることで、太くて丈夫な毛を育てよう!というのがミノキシジルの使用目的になってきます。
また、毛を作れ!と発令を出すところ(毛包)の働きを活性化させ、発毛させる効果があります。
太くて丈夫な毛を作ると共に発毛も促してくれるなんて、一石二鳥ですね。
2. どんな風に使うの?
ミノキシジルの使い方として、推奨されているのは、塗り薬のように使う方法です。
AGAクリニックなどに通われている方は、飲み薬として処方されることがあるようですが、基本的には推奨されていません。
女性にも男性にも使用することができます。
女性は1%、男性は5%の成分がオススメされています。
塗り薬の使い方としては、シャワー後にドライヤーをして乾いた後の頭皮に直接塗っていきます。点々と8か所程度にまばらに塗り、頭皮をマッサージするようにして揉みこみます。マッサージを同時にすることがポイントです!更に効果が上がるそうです。
3. 副作用はないの?
副作用としては、ミノキシジルを使い始めて1・2カ月で初期脱毛が起こることがあります。
毛包の活動が止まっているのを再活動させたときに、古い毛が新しい毛に押されて抜けていくことがあります。
育毛・発毛するためにミノキシジルを使ったのに、脱毛するなんて驚かれると思いますが、効果がある印でもあります。
ですが、脱毛でお悩みの方が初期脱毛の副作用を聞くと、毎日の抜け毛が怖いくらいなのに、更に脱毛するなんて耐えられないとおっしゃるお客様も沢山います。
初期脱毛しても、精神的に耐えられるかどうかは使う前に考えてみても良いかもしれません。
また、内服されている場合は、髪の毛だけではなく、全身の毛が濃くなる症状も出る可能性が高いです。
女性にとって全身の毛が濃くなってしまうのは、耐え難いですよね。男性も髭が濃くなってしまったというお客様も多くいらっしゃいます。
内服される方は、全身の毛が濃くなってしまうデメリットも考えておくと良いでしょう。
元々が血管拡張機能がある薬であるため、多量に内服することは危険です。最悪、血管が破裂する恐れがあります。用法容量をしっかり守りましょう。
高血圧や低血圧の方は、医師に相談した上で使用した方が良い方もいます。
4. ミノキシジルの効果を良くするためには?
ミノキシジルを使用されている方でも「全然効果が無い。」「髪の毛以外の所は毛が生えてきて、濃くて困っているのに、肝心の髪の毛だけが生えてこない」と仰るお客様もいます。
この場合、頭皮の環境が悪いことが可能性としてあります。マイクロスコープで頭皮の状態を確認すると、毛穴が詰まってしまっていたりするのです。
毛穴が詰まっていると、薬の効果が上手く発揮されないこともあります。毛穴の洗浄をしっかりするようにすると、効果が出始める方もいらっしゃいます。
しっかりとした毛穴のケアも同時進行すると更に効果が高まります。毛が育ちやすい環境を作ってあげることが大切です。
4. どのくらい使えば、効果が出るの?
ミノキシジルを使い始めてから少なくとも6カ月は継続する必要があります。
肌のターンオーバーと同じように髪の毛にもヘアサイクルと呼ばれるものがあります。ヘアサイクルを考えても、髪の毛の改善には6カ月はかかってしまいます。
大体の場合は、6カ月で効果を実感し始め、1年で安定して来ます。6カ月は長い気がしますが、それまでは効果を感じられなくとも続ける必要があります。
しかし、1年間続けても効果が全く感じられない場合は、ミノキシジルの効果で得られるものが脱毛原因ではない可能性が高いため、違う方法を考えてみた方が良いかもしれません。
ただし、毛が生えてこないからと効果が無いとやめてしまう方もいますが、抜け毛が少なくなった・脱毛の進行が遅くなったという場合はしっかりと効果が出ていると言えるため、使用をやめないで下さいね。